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秋の高血圧

秋は夏に比べて日中の気温差が大きく、本格的な朝晩の寒さに慣れるまで一週間ほどかかります。寒さに慣れていないこの時期は、身体が寒さに対して身体を冷まさないようにと、血管を収縮させ、体温を逃さないように作用します。この血管の収縮が血圧の上昇を招きます。これが、秋の高血圧です。

秋の高血圧とは?

秋は夏に比べて日中の気温差が大きく、本格的な朝晩の寒さに慣れるまで一週間ほどかかります。寒さに慣れていないこの時期は、身体が寒さに対して身体を冷まさないようにと、血管を収縮させ、体温を逃さないように作用します。この血管の収縮が血圧の上昇を招きます。これが、秋の高血圧です。

こんな方はご注意!

  • 高血圧のひと

  • シニア

  • 運動不足のひと

  • 仕事が忙しいひと

  • ​肥満のひと

この病気の原因は?

冬になると室内や屋外での急激な温度変化に注意が必要というのは理解できます。寒いトイレ・寒い脱衣所など急に気温が下がる環境がよくないというのは、いままでの経験値や周囲の人たちから聞いてよくわかっているはず。このため冬は、朝はタイマー機能を使って暖房器具を稼働させたり、外出する時はコートを着たり、温かいお風呂にゆっくりつかるなど実は血圧の変動は大きくありません。 しかし、秋はその準備が整っていません。このため、気温の変化が身体に影響しやすいのです。

このように治療していきます

実際にはARBやCa拮抗剤などを使う薬物治療もありますが、クスリはリスクという観点からまずは生活習慣を見直してみましょう。

秋は血圧を安定させるための生活改善に最適な時期でもあります。住まいの温度チェック。早めの防寒対策が大切です。食欲の秋、食べる量が増えてきますが、この食べる物の内容も見直してみましょう。高血圧に対応するには、塩分、アルコールの摂取を控え目にします。また秋は夏や冬よりも運動習慣をつけやすい季節です。さわやかな気候を利用して、ウォーキングに出かけたり、無理なく続けられる近所の散歩コースを見つけておきましょう。その習慣を冬になっても続けられると運動不足の解消になります。ぜひとも、このすごしやすい季節を健康増進のためにおおいに活用してください。

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